「働くこと」とは「どんな生き方をしたいのか?」の一つの構成要素なんだ
パーソナルコーチのやなけんです。
桜の花びらも散り、すっかり若葉の季節となりましたね。3月から4月は年度が変わることもあり、各クライアントのセッションテーマも「これから」を扱うことが増えてきました。
僕はパーソナルコーチと表現していますが、ここ最近複数のクライントが、同じタイミングで人生やこれからの生き方などの話にシフトしてきました。最初は仕事の事で依頼頂いているのに不思議だなぁと思いました。
最近ふと思ったのが、仕事のことでコーチング契約いただいたのに、段々と生活習慣だったり人生や生き方などへとクライアントのテーマが収束していく。ライフコーチと名乗るべきかパーソナルコーチか。悩む🤔
— やなけん@パーソナルコーチ (@yanaken8787) March 27, 2021
実際にクライアントと会話をする中で、「そうだよな。働くことは人生の全てじゃないよな」と思ったので、その辺りのお話を、自分の考えをまとめる意味で書いていきたいと思います。
働くということ
僕は学校卒業後、家電量販店などで携帯電話を販売するアルバイトをしながら暮らしていました。その流れで携帯電話販売代理店に就職。自分の興味と知識が組み合わさった仕事だったので、大変で嫌な事も沢山あったけど楽しく働いていました。
しかしある日突然、お腹の激しい痛みとともに長期間に渡る体調不良が訪れて、仕事を続けることが出来なくなってしまいました。(後に、ストレスからの潰瘍性大腸炎と判明)
その後は結婚や子供の誕生などがあり、「仕事=生活を営むためのもの」の図式が出来上がり、今日まで至ります。やりがいを感じて働いている時期もありましたが、環境変化とともに心地よい時期は過ぎ去り、再び耐え忍ぶ(?)時期に差し掛かっています。
今の状況は、「仕事=ライスワーク」であるのは間違いありません。
1日24時間をどう過ごす?
世の中で唯一、誰でも平等なのが時間だと思っていて、大富豪のビル・ゲイツも、政治家であるジョー・バイデンも、我が家のニャンコや僕も、1日24時間という与えられた時間は同じです。
この1日7.5時間~8時間という仕事の時間を、どのように過ごすのかは非常に大事だなあ……と考えています。
「仕事は面白くないもの」
そんな考えもの元、生きるために我慢して仕事する……そんな選択をしている同僚もいますが、時間は個人的には大切にしたいです。
過去にこんな記事を書いていますが、生きていく上で生活の糧は必要なので、無計画に仕事を辞めるべきではありません。でも、自分が働いていて「充実」しているって、やっぱり大事ですよね。
会社にお世話になりながら、新しい可能性を常に模索し続ける。今は辞める気は無くても、自分の興味の持てる話には積極的に触れていく……そんなスタンスが良いのかなー。
ポイントとしては、気持ちで「会社に依存し過ぎない」事が大事だなと考えています。
あなたの働く意味はなんですか?
世の中、好きな仕事で暮らしている人は、それほど多くないと思います。そうすると、働く上で意味付けが重要になってきますが、あなたの働く意味とはなんでしょうか?
僕の場合は、、、
- 子供の学費を捻出して、好きな道に進ませてあげたい
- 子供の各種治療費を捻出したい
- 住宅ローンを返済したい
- 自分の次のステップとなる、知識や技術を習得したい
その先の10年後15年後にどんな生活や仕事をしていたいのか?
どんな環境に身をおいていたいのか?
そのために今、なにを取り組み行動すべきか?
そんな事を考えながら日々を過ごしています。
先日、週休3日制に関しての記事がありましたが、これからの社会は、メインの仕事を複数持つことが当たり前になってくるかも知れません。特に新型コロナの影響で企業の業績は悪化し、今までのような雇用形態が維持できない可能性があるからです。
そう遠くない時期に仕事を複数持つ時代がやってくると思うと、「仕事がツマラナイ」「やりがいを感じない」という気持ちも、実は重要でない気もしてきます。
投資の世界で「卵は一つのかごに盛るな」という、分散投資の有効性を伝える格言があるそうです。
これは、卵を一つのカゴに入れて持ち運び、カゴを落としてしまうと卵は全部割れてしまいますが、複数のカゴに分けておけば、そのうちの一つのカゴを落としても他の卵は影響を受けずに済むという意味です。
仕事に対しても同様のことが言えて、自分がどのような考えで、仕事を通じてどのように生きていくのか?
考え方のお手本となりそうです。
「働くこと」とは「どんな生き方をしたいのか?」の構成要素
クライアントとのセッションで感じるのは、「働く」ことは、「どう生きたいか」と同じ意味だなと。セッションで「仕事して楽しい、ワクワクしている状態」を話していたら、3週間で転職活動を一気に進めていて驚いた。他のクライアントは自分のライフワークをどのように追求していくかに変化。
— やなけん@パーソナルコーチ (@yanaken8787) April 8, 2021
「働く」とは「どう生きるか?」と同じ意味。
今の仕事が充実していれば継続すれば良いし、そうでなければ本業以外の何かライフワークを始める。地域の活動でもいいし、ボランティアでもいいし、何でも良いと思います。
無償のライフワークが、ある瞬間から報酬を得る仕事に変わるかもしれない。仕事のポートフォリオを組み替えながら、どう生きていくのか。
大切なのは、あなたが「自分らしく、充実した毎日を過ごせているかどうか」です。
あなたらしい最初の一歩を見つけて、10年後のイキイキと働くあなたに会いに行くために、あなたが思いつく準備や行動はどんな事がありそうですか?
著者プロフィール
- 1974年生まれ。福岡県出身、神奈川県在住。国際コーチング連盟ACC、国家資格キャリアコンサルタント。仕事で行き詰っている時にコーチングと出会い、救われた経験から認定コーチとなる。クライアントは20代〜50代ビジネスパーソン、中小企業経営者と幅広く、テーマも幅広く対応。趣味はプロ野球観戦と宝くじ。好きな物はパフェとアイス。特にセブンプレミアムアイスが大好き。
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