パーソナルコーチングを受けるには? 実施場所や費用は?

2021年11月17日

パーソナルコーチングを受けるには?

パーソナルコーチのやなけんです。

コーチングをビジネスや生活に活用して、「より良く生きよう」としている人が増えていると強く感じます。

先日、株式会社コーチェット主催のCoaching Transformation 2021というカンファレンスが実施され、実際にコーチングを経営に取り入れている話や、経営者自らがコーチングを受けた変化など、生の声を聴くことでコーチングの個人へのインパクトを改めて感じました。

特に、コインチェックの大塚さんやCAMPFIREの家入さんが、CoachEdにて自らコーチングを学び実践されるに至ったエピソードなどは非常に共感しました。

「コーチングは良いって聞くけど、実際に受けるとしたら、どうしたらいいのだろう?」

この記事で、そんな疑問を少しでも解消できたら幸いです。

もし、この記事を読んだ人で疑問が解消されなかった場合は、コメント欄や問い合わせ等でご指摘頂けるとものすごく助かります。よろしくお願いします。

コーチングを受けようと考えた理由は?

あなたがコーチングを受けようと、このページにたどり着いた理由はなんですか?

  • 自分の今後のキャリアが、このままでいいのか考えるようになった。本当にやりたいことはなんだろうか?
  • 部下や同僚とのコミュニケーションがうまくいかない
  • 起業後に自分の行動や考えが本当にこれで良いのか不安になってきた
  • 子育てにコーチングを活用したい
  • 友人や同僚には、自分の内面的な話や相談はしにくい
  • 安心してなんでも話せる、話し相手、相談相手が欲しい

コーチングを受けたいと考える人は、

「今の状態から自分を変化させないといけない」
「今の状態から抜け出さないといけない」
「でも、どのようにしたらよいのだろうか?」

キッカケがなんであれ、そんな風に思っている人が大多数なのではないでしょうか?

でも……こんな疑問も出てきます。

  • コーチングを40代、50代が受けてもよいだろうか?
  • コーチはどんな選び方をしたらいいの?
  • どんな事を話せるの?
  • どんな場所でコーチングするの?
  • 費用は?
  • 依頼するにはどうしたらいいの?

コーチングのここが知りたい

ここからは、さきほどの疑問にお答えする形で、やなけんの考えをお伝えしていきたいと思います。あくまでも「※個人としての意見」ですが、参考にしてください。

コーチングを40代、50代が受けてもよいのだろうか?

答えはYES。

私は現在46歳ですが、マイコーチと契約して定期的にコーチングを受けています。

若い頃は40代と言うと、人生経験が豊富で創造力や判断力が充分にあってなんでもできる……そんなイメージがありました。

確かに積み上げてきた経験はありますが、今も20代の頃と思考はそんなに変わっていない気がします。40代以上の皆さん、そう思いませんか?

世の中には完璧な人間なんて一人もいなくて、不完全のまま、迷いながら日々を過ごしているのが当たり前です。ここ10年間でコーチングが世の中に浸透してきたとは言え、それは20代30代の若い世代に浸透しただけです。

40代、50代以上はこれから。

もっとコーチングを知って、体験してもらって、「より良く生きる」ことに役立てて欲しいと願っています。

コーチはどんな選び方をしたらいいの?

先日、コーチ仲間とマイコーチはどんな選び方をしたのか? そんな話題になりました。その話も参考にしながら、コーチを選ぶ時のポイントをお伝えします。

  • 出身スクール(流派)、保有資格、実績
  • 写真の印象、コーチの考え
  • 得意な分野

大まかな判断基準としては、上記の通り3つです。

出身スクール(流派)、保有資格、実績

現在、コーチングスクールは沢山あります。有名どころだと、コーチ・エィCTI Japan、僕の卒業した銀座コーチングスクールなどです。それぞれのコーチングスクールが、独自の認定資格を発行しています。

資格は目安になりますが、それぞれが異なる流派で基準も難易度も違うため、素人的には何が違うのかサッパリわかりません。少し前のアメリカの状況と今の日本は同様と言われており、コーチングスキルレベルの確認は、国際コーチング連盟の認定資格で判断すると良いでしょう。

また、コーチング実績も参考になります。

国際コーチング連盟の認定資格で定めている、コーチング経験100時間以上を一つの目安として良いと思います。100時間と言うと、年間を通じて1ヶ月に8回,9回(約8,9時間)コーチングをしている事になります。本業を持っている人だと結構大変で、まさに「コーチング漬けの日々」を送っているはずです。

ちなみに僕は、この記事執筆現在で経験時間125.3h / 人数66名となっています。自分が超えてきた実感からも、100時間はコーチの実力を客観的に判断する一つの指標と感じます。

国際コーチング連盟(ICF) ACC / PCC / MCC資格は、国際基準でスキルが確認でき明快です。僕も現在、ACC取得に向けて活動中ですし、メンターコーチはPCCホルダーです。

MCCホルダーである谷口コーチが、コーチ向けのYoutubeチャンネルで、クライアントから選ばれるためには? という話を配信していました。コーチ選びの参考にしてください。

写真の印象、コーチの考え

これは僕も改善必要な内容ですが、「印象」って大事ですよね。せっかく自己投資するのですから、「誰からコーチングを受けるのか?」は、非常に大事です。男性なのか、女性なのか、どんな雰囲気の人なのか? コーチの日々の考えや人間性など……総合的に自分に合うのかを確認してください。

また、どんな想いでコーチになろうと思ったのか?

そんなバックボーンも判断基準になるかと思います。

得意な分野

コーチングは基本的にどんな分野でも取り扱えるので、医療、スポーツなど専門性というのは特に必要ないのですが、業界に明るかったりすると「話が早い」「理解してくれそうな安心感」はあります。

先日、IT関係のお仕事をされている方のコーチングでは、資格取得がテーマでした。IT業界では有名な資格らしいのですが、僕は初耳でした。

ただ、セッション中に出てきたDX(デジタルトランスフォーメーション)とか、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)などの用語は知っていたし、理解もしていたので、確かにスムースな会話でした。用語が通じるか否か、業界の考えを少しでも知っているのか? というのは、それほど重要ではありませんが、多少コーチングに影響してくるかもしれません。

その他

ビジネスコーチ、パーソナルコーチ、ライフコーチと様々な呼び方がありますが、「コーチング」は、スポーツもビジネスも、プライベートもあまり関係ありません。ひとくくりに「コーチ」として認識して問題ないと思います。

どんな事を話せるの?

コーチングのテーマ(話題)は、基本的に何でもOKです。

  • 今後の自分のキャリアについて
  • 事業のネクストアクションについて
  • 生活習慣について
  • 自分の特性について
  • 家族や友人、同僚とのコミュニケーションについて

仕事上での課題について、チームについて、昇進試験のプレゼンテーションへ向けた行動、仕事のやりがい、資格試験、家族との関係……などなど。あなたの時間なので、なんでも話して大丈夫です。

意識した方が良い点として、クライアントとの当日の振り返りで、「テーマを事前準備して、コーチングを受けた方がよかった」と感想を聞くことがあります。

テーマを準備して何を話すのか決めておくと、充実した時間を過ごせそうです。

どんな場所でコーチングするの?

東京でパーソナルコーチングを受けたいと、探している方が多い様です。コーチングは会話なので、会話ができる環境であればどこでも大丈夫です。

会話しやすい場所であること

これは重要かも。

会話しやすい場所の定義として、

  • 騒がしくない
  • 周囲に話が聞かれても問題ない
  • 思考を邪魔されない

そんな場所とします。

経営者に対してコーチングする場合は役員室などで行ったり、従業員のコーチングは会議室で行ったりが一般的です。個人契約の場合は、ホテルのラウンジ、カフェ、貸し会議室などで行うことが多いようです。

対面でのコーチングは「場所」の確保が必要です。場所代、お茶代などの費用負担をどのようにするのかはコーチごとに異なりますので、よく確認しておきましょう。

また、新型コロナウイルスの影響で、オンラインでコーチングを提供するコーチも増えています。僕はZOOMを使用したオンラインが基本ですが、使用ツール(ZOOM、Skype、Meetなど)アクセス方法なども様々ですので確認が必要です。

オンラインの良いところは、日本全国、世界中、どこでもコーチングが受けられるところ。僕の実際のクライアントでも東京、神奈川、埼玉、新潟、高知と様々です。時には海外在住の日本人ビジネスパーソンに提供することもあり、オンラインの魅力だなぁと感じています。

自宅でコーチングを受ける際ですが、小さなお子さんがいらっしゃる場合、途中でコーチングどころでは無くなってしまう事があります。

結構あるあるです。

せっかくの時間なので、思考やセッション中断に対してのリスク対策は必要です。

費用は?

コーチング費用はコーチによってバラバラです。コーチの保有資格や考えにもよりますが、下記が一般的のようです。極端に安い場合、コーチがコーチングに自信がなく値付けをしている事が多いようです。

「コーチング費用 = コーチングの質」と捉えても問題ないと思います。

国際コーチング連盟資格保有コーチ(1時間あたり)

  • ACC:15,000円前後
  • PCC:15,000円~50,000円
  • MCC:50,000円~100,000円

先日のカンファレンスでもクライアントの意見としてランサーズの秋好さんが、「過去の自分(秋好さん)の試行錯誤を知っているコーチは価値がある」と言っていたのが印象的でした。自分の歴史を知っているコーチは、自分にとって価値があるという事ですね。

依頼するにはどうしたらいいの?

コーチングプラットフォームは会員登録をして流れに沿って依頼ができますが、コーチに個別で依頼を行う場合は下記の流れが一般的です。

  1. 問い合わせフォーム、もしくはメールでの問い合わせ
  2. (コーチにより)オンラインでの打ち合わせ
  3. 費用、支払い方法の確認
  4. 体験セッション
  5. 契約
  6. 初回セッション日時設定
  7. 初回セッション実施

ホームページ上に料金を明示していないコーチも多いので、まずは問い合わせから……となる事がほとんどです。

さいごに

コーチ選びは悩ましいですよね。僕もマイコーチを契約するのに半月くらい悩みました。

多くのコーチに問い合わせをしてみて、自分に合う・合わないの雰囲気を掴みながら検討しましょう。気をつけた方が良いなと思うのは、「コーチショッピング」にならないこと。

一刻でも早く、あなたが前に進み出す事も大切です。コーチとの相性とコーチング必要時期のバランスを取りながら、みなさんが良いマイコーチと出会える事を願っています。

コーチング費用はこちら

著者プロフィール

やなけん
やなけんパーソナルコーチ
1974年生まれ。福岡県出身、神奈川県在住。国際コーチング連盟ACC、国家資格キャリアコンサルタント。仕事で行き詰っている時にコーチングと出会い、救われた経験から認定コーチとなる。クライアントは20代〜50代ビジネスパーソン、中小企業経営者と幅広く、テーマも幅広く対応。趣味はプロ野球観戦と宝くじ。好きな物はパフェとアイス。特にセブンプレミアムアイスが大好き。

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Posted by やなけん