あなたの職場のミッション(使命)は何ですか?
パーソナルコーチのやなけんです。
突然ですが、あなたがリーダーを勤める職場のミッションはなんでしょうか?
ミッションなんてないよ! と思う人もいるかもしれませんね。ミッション(mission)とは、「任務、使命」と訳されます。存在意義と言い変えるのが妥当かもしれません。
この「存在意義」が非常に重要で、社内の存在意義ではなく「社会に対する、存在意義」が、あなたの会社で明確でなければ、自分の職場だけでも設定するとよいでしょう。
あなたの職場のミッションを設定しよう
ミッション、存在意義と言うと、小難しく感じるかもしれませんね。
では、こう考えるのはどうでしょうか?
「自分の職場は、社会に対してどのような貢献をする職場ですか?」
この視点で考えると、見えてくるものがあるかもしれません。
私が現場の店長やマネージャーとして働いていた頃は、下記のようなミッションを設定していました。
- お客様のお話をいっぱい聞いて、一番お客様の事を知っているお店
- お客様の困りごとや実現したい事を、プロならではの商品・サービス知識で後ろから支えてあげられるお店。
耳にタコができるくらい、ほぼ毎日スタッフに訴えていきました。
すると不思議な変化が生まれてきます。
扱いにくい、なかなか言う事を聞いてくれない…と思っていたスタッフが、能動的に行動し始めていったのです。
もちろん、本気で実現しようと考えていたので、かなり熱量をもって訴えていたのは事実です。上記のように、「ちょっと馬が合わないな~」と思っていたスタッフが、実現したい事に対して共感してくれて、能動的に行動し始めたのは非常に嬉しい事でした。
でも、いきなりそんなことを言い始めると、周囲が「はぁ?」ってなりそう。
そんな時は、ミーティングを開催して発表しましょう。
「じゃじゃーん!発表します!」
発表したその場は色々な反応があると思います。
あなたが本気で実現しようと思っていて、その内容が正しいものであれば、
「あ。この人、本気なんだ」
そう、思ってくれるはず。
社会に対する「私たちのミッション」を、宣言すること。
それに向かって行動する姿を見せること。
訴え続けていくこと。
そうすると、きっと共感してくれる人が増えてくるでしょう。
「自分が役立っていると実感する」ことで、前向きに働くようになる
「お客様から、”ありがとう”って言ってもらえた」
「あなたの対応が良かったからと、お客様を紹介してもらった」
「旅行に行ったからと、お土産をもらった」
ある時、上記のような小さな成功体験をします。
自分たちの行動が結果(良い反応)として返ってきた時に、「自分たちの行動は間違っていなかった」「役に立っている」と認識します。社会に対して自分の行動が役立っていると実感した時、チームが目指す姿への実現へ向けて能動的に行動するようになります。
スタッフの小さな良い行動(目指す姿へ向けた行動)を見つけ
「●●してくれて、ありがとう! 助かったよ! いつも細かいところに気を配ってくれて、ありがとうね!」
言葉で感謝を表して、労う。
沢山のありがとうは、スタッフを更に能動的に動かす力を持っています。
さいごに
自分のチームは、社会に対してどのように役立つのか?
自分はチームの役に立っているのか?
認められているのか?
スタッフが能動的に行動するチームの第一歩です。
自分がリーダーを務めているチームにミッションが無い場合、「貴方がどういったチームにしたいのか?」を、ぜひ考えて設定してみませんか?
著者プロフィール
- 1974年生まれ。福岡県出身、神奈川県在住。国際コーチング連盟ACC、国家資格キャリアコンサルタント。仕事で行き詰っている時にコーチングと出会い、救われた経験から認定コーチとなる。クライアントは20代〜50代ビジネスパーソン、中小企業経営者と幅広く、テーマも幅広く対応。趣味はプロ野球観戦と宝くじ。好きな物はパフェとアイス。特にセブンプレミアムアイスが大好き。
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