イチローの引退会見から学んだこと
パーソナルコーチのやなけんです。
イチロー選手が引退会見をしましたね。
イチローといえば僕の1つ歳上です。同い年の松井秀喜が早々に引退したことを考えると、45歳という年齢まで現役選手を続けてきた事は、本当にすごいなと思います。
引退会見の全文をFull-Countさんが ”イチロー節” 全開、85分間の引退会見 一問一答ノーカット「孤独感は全くない」にて、ガッツリとまとめてくれていたので、改めて読み返していたのですが、本当に野球を愛して自分に誇りを持って取り組んでいたのだなと感じました。
引退会見でイチローが紡ぎだす言葉に学びが多かったので紹介していきます。
自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つける
We know it’s not our sport, but Ichiro’s greatness needs to be recognized. Congratulations on an amazing career, and best of luck in your next chapter. 🐐🇯🇵⚾️🔝#ThanksIchiro pic.twitter.com/FshnzEAkro
— 🇺🇸 FC Bayern US 🇨🇦 (@FCBayernUS) March 21, 2019
イチローは子供の頃から「プロ野球選手になる」事を夢見て野球に取り組み、エネルギーを注いできました。
まぁ、野球だけでなくてもいいんですよね、始めるものは。自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つけられれば、それに向かってエネルギーを注げるので。そういうものを早く見つけてほしいなと思います。それが見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁に向かっていける。向かうことができると思うんですね。それが見つけられないと壁が出てくると諦めてしまうということがあると思うので。色んなことにトライして、自分に向くか向かないかというより自分が好きなものを見つけてほしいなと思います。
記者会見の中で、「好きなことや夢中になれる事を早く見つけて欲しい」と発言していました。
好きな事であれば困難や壁も乗り越えられるのは、その通りですよね。子供たちに向けた発言でしたが、これって子供だけなのかな?
これを読んで、ちょっとドキッとしました。
プロ野球選手やその道の第一人者になるには、子供の頃や若い頃から取り組んでいた方が間違いないのですが、40代に入った自分はどうなのか?
最近、新しい事を始めるのは何歳になっても良い事だなぁと感じていました。
こうして発信をしたり、ランニングを始めてみたり、プロ野球を見始めたりと新しい事を始める中で、夢中になって極めているのか? 改めて自分に問いかけてみると、どれも中途半端です。
一日の仕事を終えて、疲れて帰ってきて何もやる気が起きない日もありますが、新しく始めた事に熱中しているかどうか? 疲れた体を奮い立たせても、夢中に行動しているのか? 問われると疑問です。
自分のなりたい姿を見据えて、時間を大切にして行動しないとなぁ……と改めて感じたのでした。
自分の想いを言葉にすること
イチローは現役生活を最低50歳まで続けたいと、常々宣言していたそうです。でも、その言葉は実現出来ずに45歳で引退する決断をしました。
ただねぇ50まで、いや最低50までって本当に思ってたし。でもそれは叶わずで。有言不実行の男になってしまったわけですけど、でも、その表現をしてこなかったら、ここまでできなかったかなという思いもあります。だから、言葉にすること。難しいかもしれないけど、言葉にして表現することというのは、目標に近づく一つの方法ではないかなと思っています
年齢を重ねて、なかなか出場機会が得られない時、もう潮時か? 引退か? と脳裏によぎる事も多々あったと思います。
その中で、
「最低、50歳まで現役生活をする」
本気でそう思う事で、自分を奮い立たせてトレーニングに励んできたのだと思います。
自分のなりたい姿、実現していきたいことを口に出したり、再確認する機会を意識したいと感じました。
あくまでも、はかりは自分の中にある
イチロー選手が引退。⚾
グラウンドでは多くのファンの声援に応え、会見ではイチロー選手らしい答えを多く残しました。✨#ichiro #イチロー
(写真は共同) pic.twitter.com/0nn3pa6rdb— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) March 21, 2019
アスリートならではのストイックな発言だな~と思ったのですが、全ての行動責任は自分にあって、少しずつ行動を積み重ねることで上達していきます。
これってなんでもそうですよね。
勉強もそうだし、野球以外のスポーツ、ビジネス、全ての分野において言えることだと思います。
昨日の自分と今日の自分。
一年前の自分と今年の自分。
すごい人は一気に上達したり成果を上げたりするけれど、自分はそうではない。
イチローの言葉を借りると、「自分の限界を見ながら、ちょっと越えていくということを繰り返していく」これを繰り返す。
身にしみる言葉だなぁ。
自分がやると決めたことを信じてやっていく
同じ質問の中で、イチローはこんな言葉を紡ぎ出していました。
自分がやると決めたことを信じてやっていっても、それが正解とは限らない。間違ったことを続けている可能性もあるけど、自分なりに重ねて遠回りすることで本当の自分に出会える。
遠回りしても信じてやっていく。
間違っていても、それは間違っていたと知ることができる。
考えながら、行動をしていく。
改めて気づかされました。
やりたいならやってみればいい
メジャーリーグに挑戦する、どの世界でもそうですね、新しい世界に挑戦するということは大変な勇気だと思うんですけど、でもここはあえて成功と表現しますけど、成功すると思うからやってみたい、それができないと思うから行かないという判断基準では後悔を生むだろうなと思います。やりたいならやってみればいい。できると思うから挑戦するのではなくて、やりたいと思えば挑戦すればいい。そのときにどんな結果が出ようとも後悔はないと思うんです。
自分にできるかな? できないかな? 色々と考えすぎてしまって行動できない時ありますよね。一歩踏み出すことに迷った時、やらない後悔よりもやって後悔した方が確かに良いなと思います。
その先が、「自分がやると決めたことを信じてやっていく」に繋がるのだなぁ。
さいごに
今回の試合内容や引退会見の内容を一部批判する声もあるようですが、27年間もの長い期間、現役のプロ野球選手として活躍できた事は本当にすごい事だと思います。
リスペクトする事も多く、「同年代が頑張っているから俺も頑張ろう」という気持ちになります。
一線は退いても、これからも野球に関わっていくと思います。
自分自身が、やりたいと思ったことに出来る限り長くかかわって行かれるように、日々を大切にしていきたいなと改めて感じました。
明日から、また色々と頑張ろう~。
著者プロフィール
- 1974年生まれ。福岡県出身、神奈川県在住。国際コーチング連盟ACC、国家資格キャリアコンサルタント。仕事で行き詰っている時にコーチングと出会い、救われた経験から認定コーチとなる。クライアントは20代〜50代ビジネスパーソン、中小企業経営者と幅広く、テーマも幅広く対応。趣味はプロ野球観戦と宝くじ。好きな物はパフェとアイス。特にセブンプレミアムアイスが大好き。
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